michiko blog

表現の場〜新宿通り〜

私の仕事上の買い物はというと、手芸、画材などを扱う
大型DIYショップが多く、主に新宿に密集しています。
人ごみを避けるために、通常は平日の午前中などに
済ませていますが、どの位前だったでしょうか…
この日の買い物は、頭上の太陽の光が道路に反射し、
日傘も全く意味の無い、蒸し暑い日曜の午後でした。

この日いつもの渋滞気味の新宿通りは、歩行者天国になり、
多くの大道芸人による表現の場に変わっていました。
その中、ひと際多くの観衆を集めていた芸人に、
全く関心の無い私も少し足を止めてみました…

大きな輪の中には、全身黒色のジャージを着た青年がひとり
一輪車に乗ったまま、ジャグリングやナイフ、火を使った
危ない曲芸を披露していました。
技術だけでも感動要素になり、華麗な芸がひとつ終わる度に、
大きな拍手が沸き上がるのですが、
彼は、愚痴とも皮肉ともとれる小言で笑いも取ります…

「危ない芸をしないと、みんな感動してくれないんだよねぇ…」

こういった小言も、黒い服を着るのも、全て芸を惹き立たせる為で、
何度も練習をしている様子も、その服から時々のぞく筋肉で思える。

あっと言う間のショーが終わると、彼は手に持った鞄の口を広げて、
「お願いします!」という気持ちで空を見上げた…
すると瞬く間に、鑑賞料を鞄に入れようと多くの人たちに囲まれ
彼がその輪に揉まれている様子は、私も感無量でした。
技術を越えて、魅力的な表現者に出会った喜びでした。

そしてその目の前に建つ「伊勢丹新宿本店」の6Fで
私も3週間程表現する場を頂きました。
その大道芸で、表現したそのものの背後には
表現者の人間性と歴史が感じられるものを
生み出す大切さを再確認しました…

テーマ:暮らし・生活 - ジャンル:ライフ

  1. 2005/05/10(火) 08:50:01|
  2. 全体

母からの手紙

母から送られてくる荷物の中には、
母が一生懸命に制作した服や、食品等が入っています。
時には、ティッシュボックス、ぞうきんなど、
荷物の隙間を埋める為だけの目的で入っているものもありますが、
皆実用的なものばかりです。

そして、いつも底には新聞が敷いてありますが、
その新聞には、私に読んで欲しいと思える内容の記事があります。

その内容は主に、健康に関する記事が多いのですが、
中には、故郷で活動している作家のインタビュー記事などもあります。

新聞はときどき、母からの「手紙」になるわけです。

テーマ:暮らし・生活 - ジャンル:ライフ

  1. 2004/12/30(木) 08:47:52|
  2. 全体

展示会にて

今年最後の仕事を終えた24日のクリスマスイブ、
田原桂一「光の彫刻」展へ行ってきました。
この日は、門から美術館までのアプローチにて
「光のインスタレーション」の最終日でもあり、
入場者もカップルが多い。
私は、小さいショルダーバックにワインを入れた小瓶と
小さなメモ用紙をもって、ひとり…堪能しました。

作品の主題は、「時間と光の交錯、光の痕跡」。
彼の作家活動は「写真」から出発していますが、
表現技法は、通常、印画紙を使用するところへ
ガラスや石灰岩、アルミ、布などの上に
対象物を印画する表現方法をとっています。

主題である「光」は、多くの作家がモチーフないし
テーマにしますが、彼独自の新しい表現と捉え方で展開し、
追求する信念を深く感じるものでした。

帰りは、この感動を共有したいと思い、私と同様に
ひとりだけの鑑賞者に声を掛けたかったのですけど、
やはり、カップルばかり…
感動をひとりじめできた日でした。

田原桂一 公式ホームページ
http://www.keiichi-tahara.com/

東京都庭園美術館 公式ホームページ
http://www.teien-art-museum.ne.jp/

テーマ:アートイベント - ジャンル:学問・文化・芸術

  1. 2004/12/28(火) 08:46:32|
  2. 全体

ランニング

数カ月前からランニングを始めました。
仕事柄、机に向かって立ったり座ったりするだけで、通勤もなく、
小さな工房の中を動き回る程度です。

長い間そのような生活習慣が続く中、
ずっと前から欲しいと思っていたランニングマシーン。
体が「必要」だと訴えた時、始める決心がつきました。

走ること自体もともと好きでしたが、
雨や雪、また夏の強い日射しなどによって
中止せざるを得ない事が、続かなくなる原因
の1つでした。毎日、1日何回でも、何時間でも走りたい。
そんな気持ちも、小さな事が原因で面倒になり、やめてしまうもの。

ランニングには、自分自身に打ち勝つという忍耐や精神力が大切になります。
走っている間に、自分の体がどれだけ力を出せるか、持続出来るか、
体に合うリズムはどんな速さか、足の歩幅は?…など自問自答を繰り返す
ストイックな要素が、体も心も充実した楽しさを引き出してくれます。

私の生活リズムと性分から始めたことですが、
健康づくりの為だけではなく、気分をリフレッシュさせたい時にも走りたい。

ランニングマシン

テーマ:健康 - ジャンル:ヘルス・ダイエット

  1. 2004/10/10(日) 08:45:05|
  2. 全体

先生の素質

前エッセイでは魅力的な授業づくりについて述べました。
今度は、学生の頃に必要な先生の素質について考えてみます。
番組「わくわく授業」とは少し対象的に、
今回は番組「課外授業 ようこそ先輩」の私の感想から入ります。
こちらは、各界の第一線で活躍する人々が出身校である小学校を訪ね、
専門とする世界をベースに個性的な授業を展開します。

番組の主旨は「魅力的な先生」の答えを出すものではなく、
タイトルのように、あくまで先輩の立場で進行しています。
ただ、生徒がその存在を知らなくても、有名人であるという偏見は、
「この人は凄い人だから、この人の言う事は間違いないだろう」という
授業には必要ない固定概念を導きかねません。
反対に、現場で働く多くの先生には、初めからそのような要素はありません。
「この人のようになりたい」
「いつまでも背中を追いかけたい」
「尊敬したい」存在ではなく、
むしろ「いつも近くにいて何でも話せる親しみを持てる人」
このような先生が、学校の教室には似合うでしょう。

しかし教室の中で、司会進行役を勤める以外に、
もっと大切な要素を背負っています。その例えが次のシーン。

「背の小さい生徒が、背伸びをしても届かない高いところにあるモノに、
そのモノを一生懸命とろうとしています。そこに通りがかった先生が
踏み台になり、その上に生徒が乗り、初めてそれに手がとどいた」

この時、生徒は自分より体重が重い時もあるし、
敬意など無く、土足で自分の背中に乗る場合もあります。
またそこに通りがかった偶然性に何の作為的なものなどありません。
そして、目的を達成できた生徒は、感謝もなくその場から走り去ってゆく。

どのような生徒にも差別無く、常に身近にいて、
何かあれば「生徒の為」だと、体を張る事が出来るー
そんな行為が、私にとって先生という根本的な素質を持った人です。

「課外授業 ようこそ先輩」のホームページ
http://www.nhk.or.jp/kagaijugyou/

テーマ:暮らし・生活 - ジャンル:ライフ

  1. 2004/06/07(月) 08:44:20|
  2. 全体

プロフィール

ワックス・キャンドル アーティスト
笹本道子

公式ホームページ:
http://www.pearlrose.com

カレンダー

07 |2008/08| 09
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31 - - - - - -

最近の記事

カテゴリー

月別アーカイブ

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索