michiko blog

ATELIER PEARLROSE

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あいさつ(挨拶)の思い出

私が小学校低学年だった頃
毎朝登校すると、用務員のおじさんが椅子や机を直していました。
用務員室は、学校の玄関近くにあり、
狭く暗い室内でひとり、いつもドアを開けて作業をしていました。

私は、毎朝その前を通り、
「おはようございます」と元気に挨拶をしました。
学校も先生(大人)も嫌いでしたが、この時は、笑顔になれる瞬間です。
その返す優しい笑顔で、学校生活を乗りきったと言っても良いでしょう。

学校帰りは 背後から「さようなら」と 振り返り際に挨拶をして貰い、
その自転車を漕ぐ姿を、曲がり角まで目で追いながら帰りました。

私の小学校は1クラス42名前後が5クラスあり、
全学年で1200名以上の大きい学校した。
用務員の仕事は、さぞ忙しかったに違いありませんが、
70代後半でボランティアだったのだろうと思います。
担任の先生には目が合わない日があっても、必ず目が合う人で、
当時は、私を温かく見守ってくれる人だと感じ、
同時に仕事への感謝を、挨拶に代えていたんだと思います。

3年生になった頃のある日、私が帰宅すると母が言いました。
用務員のおじさんが家に来て、
「こちらの娘さんに、いつも元気に挨拶をしてもらい嬉しかった」と仰り、
今日で仕事を辞めることを告げに訪ねられました。
これが私への最後の挨拶でした。

めったに褒めない母から、私は褒められたようで嬉しく感じましたが、
もう学校で用務員のおじさんに会えない寂しさといったら…
当たり前の挨拶が、その時から貴重な行為に変わりました。

私の娘には、挨拶の魅力を伝えています、
笑顔が忘れられない、この思い出とともに。



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テーマ:日々の暮らし - ジャンル:ライフ

  1. 2016/11/14(月) 11:25:25|
  2. ひとりごと

大切な物を通して人と人を繋げる、ひとつの方法

また昨年暮れのことを綴ります。
昨年10月末に委託販売で、「パスザバトン」に
使用しなくなった撮影小物や不要な私物を出品しました。

不要といっても、とても思い入れの深い品物ばかりで、
それを生産する生みの親がいれば、同様に使用する親もいて、
我が子を愛するかのように、なかなか手放せない物ばかりです。
またどれも丁寧に保管しているため、劣化することもなく
「より安く販売する」従来のリサイクルショップに
出すことは意に添わず抵抗を感じていました。

「パスザバトン」では、
「個人の文化に価値を見出し、お互いに尊重し、交換しあう」
ことをテーマに、新しいサイクルの形を提案されています。
私は数年前より出品し、今までに長らく私の引き出しに
眠っていた数々の宝物が、無事に巣立っていきました。

そのパスザバトンより、昨年の暮れに、
11月分の売り上げ明細書と共に、購入者から2枚のハガキを頂きました。

特に私の「珊瑚の赤いブローチ」を購入された方は、
このブローチによって赤色を身に着けることを必須に参加する
パーティーで、リゾートホテルペア宿泊券が当たったとの嬉しい内容を、
ブローチのイラストと共に頂戴しました。

SNSの特徴にある不特定多数に向けて個々の表現を流す広がりのなか、
私だけに向けて綴った直筆の言葉(葉書)を手に、
懐かしくもある確かな喜びの感情が掴めるように感じました。

思いの詰まった手書きのメッセージを前に、
物を大切にし、人と人との関係を繋げる、この魅力的な事業者と、
さらに訳もなく、誰かに手紙を送りたくなりました。

ptb2.jpg



テーマ:暮らし・生活 - ジャンル:ライフ

  1. 2016/01/14(木) 10:00:00|
  2. ひとりごと

炎にまつわる物語

山口洋子さんの逝去を知り
久しぶりに読み返してみたくなりました。

2007年、ガスエネルギー新聞発行の
「炎のDNA」癒し・対話・鼓舞

ここには、各界で活動される著名人が
「炎」にまつわる思い出を2頁に集約して綴っている。
仕事にまつわる知識から炎とリンクした内容が多い中、
一際魅力に富んだ思い出を綴ったのが、
山口洋子さんの記事でした。

そこには、炎の一般的な魅力を綴った周知な内容はなく、
自身の思い出の背景には、常に炎があったという設定でした。

「暖かな炎は『悔恨』をも灰にして……」より
最後のパラグラフを掲載させて頂きます。

「火遊び。何度も経験してきた。甘美で残酷な思い出は、
幾層にも私の心に積み重なっている。しかし、火遊びの
季節は遠く去り、私の背中ではストーブの炎があがっている。
穏やかな火の暖かさに身を委ねることが、これほどに心地よい
ものなのか。初めて知る火のうれしさは、胸の内に
わずかに残る悔恨をも灰にしながら、私をそっとハグして
いるような気がするのである。」

ご冥福をお祈りいたします。

ガスエネルギー新聞発行「炎のDNA」


テーマ:雑記 - ジャンル:その他

  1. 2014/09/16(火) 14:05:00|
  2. ひとりごと

ある老人に想う

朝7時 冷たい空気と低い光の中
ジャズが流れる薄暗い喫茶店へ行く

間もなくして 背が高く姿勢のよい老人が入ってきた
70代後半か いや80代なのか
人目を気にしない白髪と服装に 美しく鋭い眼光が虚しい

いつものコーヒーに
いつものソファーで
いつもの小説を
まるで朗読するように 顔を上げて読み始める

私が小学生だったころの憧れの俳優だった人
もう舞台には出ないのか もう映画には出ないのか

この人の今読んでいる本が
これから主演する舞台の台本だったらいいのに…と
ぼんやり眺めながら 家族と朝食をとる





テーマ:ひとりごと - ジャンル:日記

  1. 2013/12/26(木) 10:30:00|
  2. ひとりごと

ゴム印

先日、ゴム印を作りました。
新しい住所になったため、10年ぶりの発注になります。
滅多に注文をしないものですから、近所のゴム印専門店3カ所に
メールでデーターを添付し、事前に合いみつをとりました。

最後の店は小さな個人店で、メールを持っていないため、
印刷したものを直接見せるために、足を運びました。
そこは、店というよりはむしろ「工房」で、
玄関や作業場など全て含めても3畳ほどのスペースです。
更にコピー機や沢山の資料とゴム印に囲まれた中央に小さな机があり、
机上のほんの40cm四方程度のスペースで作業している様子でした。
その店主が、見積もりを出した条件は、他店が出した価格と納期より
最初は「遅め、高め」でした。ただ、職人気質で優しい人柄だと感じると、
他店が出した価格と納期をうち明けて、無理を言って
出来るだけ他店の条件に近づけてもらい、交渉成立です。
私は、最初から最も近いこの店に決めたいというのが
大きな理由でした。

その後完成したものを見て、さらに押印して感心しました。
ゴム印の角が削られているため、不必要な部分(マス)は
インクに着かず、そのため押印先のメディアにも写らないのです。
このような配慮を、大手のチェーン店はしてくれるのだろうか…と思うと、
長年の腕を持ち、常に改善を繰り返している姿勢に出会えたことが
とにかく嬉しく、近所だったという偶然性にも感謝したい。

改めて考えると、最初に店主が出した納期と価格は妥当でした。
値切ったこと、納期を早めて頂いたこと…後悔しきりです。

H1.jpg
左側が新しいゴム印。右側は10年前に他店にて発注したゴム印です。

H2.jpg
左側が新しいゴム印。右側はもう必要のない10年前のゴム印。



テーマ:雑記 - ジャンル:その他

  1. 2012/04/03(火) 10:00:00|
  2. ひとりごと
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プロフィール

笹本道子

ワックス・キャンドル アーティスト
笹本道子

公式ホームページ:
http://www.pearlrose.com

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